コージェネレーションシステム
コージェネレーションとは、クリーンなLPガスを燃料に用いて必要な場所で電気をつくり同時に発生する排熱を冷房・暖房・給湯(蒸気)などに有効利用します。発電した電気は、外部から購入した電気と連系し建物内に供給します。
飲食店・浴場・スポーツ施設・福祉施設・オフィスビル・病院・ショッピングセンター・ホテル等さまざまな用途のお客様にご利用いただけます。
GHP(ガスヒートポンプエアコン)
省エネルギーや環境保全、経済性をはじめとした多くのメリットがあります。
GHPはこちらのページ(空調・冷暖房設備)でも紹介しています。
コージェネレーションの種類
コージェネレーションは、LPガスを利用して電気と熱を得る先進型の電力供給システムです。発電とともに、生じた排熱までも利用することで、高効率なエネルギーの活用が実現します。
ガスエンジンシステム
ガスエンジン発電方式によるコージェネレーションは、LPガスを燃料として発電機(エンジン)を廻し、電気を発生させます。発電と同時にエンジンからの排熱を回収し利用します。
圧縮過程の途中で吸気弁を閉じるミラーサイクル採用などによって、発電効率40%を超える高効率ガスエンジンが続々登場。発電効率と排熱効率を高めた高効率コージェネレーションの実現に貢献しています。
特に、マイクロコージェネ(MCS)と呼ばれる数kWクラスの小型発電システムは、飲食店、コンビニ、中小スーパー、クリニックなどの業務用や家庭用にも幅広く利用されています。
ガスタービンシステム
ガスタービンシステムは、LPガスを燃料としてタービンを高回転で駆動させ発電機を廻すことから、ガスエンジン式と比較し排熱の量や排熱温度が高く、冷暖房、給湯などに最適なシステムです。まさに熱(蒸気)需要の高いお客様に適したコージェネレーションとして、スーパー銭湯、レジャー施設、中小工場、福祉施設、病院などで活躍しています。
燃料電池システム
燃料電池は原燃料であるLPガスの持つ化学物質を直接電気エネルギーに変えることから、高い発電効率を実現しています。商用化されている燃料電池の発電効率は約40%、排熱効率約40%、総合効率は約80%と、発電・排熱利用のバランスのとれた発電方式と言えます。
さらに、燃料電池は化学反応による発電のため、エンジン式やガスタービン式と比較し、温暖化の原因となる窒素酸化物や硫黄酸化物の排出量が極めて少なく、二酸化炭素の排出量も少ないという優れた特徴があります。